ガソリンスタンドで「KeePer」というロゴを見たことはありませんか?
給油に行ったとき、店内のポスターやのぼりに、ツヤツヤになった車の写真が載っていたり、「洗車」「KeePer PROSHOP」といった文字が並んでいたりする。
車に乗っている人なら、一度くらいは見たことがあるかもしれません。
私も最初、KeePerのことをかなりシンプルに捉えていました。
ガソリンスタンドで見かける洗車サービス。
車をピカピカにしてくれる会社。
正直それくらいの認識でした。
街中で「KeePer LABO」という店舗を見かけても、最初は「車を洗う専門店なのかな」くらいに思っていました。
でも、調べてみると少し違いました。
KeePer技研は、単なる洗車サービスの会社ではありません。
車の塗装面にコーティングを施工し、汚れにくく、きれいな状態を保ちやすくするカーコーティングを中心に展開している会社です。
今回はまず、ガソリンスタンドで見かけるKeePerが、いったい何の会社なのかを整理していきます。
ちなみに、ガソリンスタンドなどで見かけるKeePer PROSHOPは、KeePer技研の技術や商品を扱う外部の施工店です。
一方、KeePer LABOはKeePer技研が自社で運営する専門店です。
洗車は「汚れを落とす」。KeePerは「きれいを保ちやすくする」
まず、洗車とカーコーティングは似ているようで、少し違います。
洗車は、今ついている汚れを落とすサービスです。
泥、ホコリ、花粉、雨ジミなどで汚れた車を洗って、きれいにする。
これは非常に分かりやすいです。
一方、カーコーティングは、車の塗装面に被膜を作り、汚れにくくしたり、ツヤを出したり、きれいな状態を保ちやすくしたりするサービスです。
ざっくり言うと、
洗車は「汚れた車をきれいにする」もの。
コーティングは「車が汚れにくい状態を作る」もの。
ここに大きな違いがあります。
KeePerのコーティングで面白いのは、施工直後にピカピカになるだけではないところです。
たとえば、フレッシュキーパーという商品では、ホコリなどの汚れが塗装表面に密着しにくくなり、自然の雨が降ると、雨水と一緒に汚れが流れ落ちると説明されています。
つまり、雨が降ることで、まるで洗車したようにきれいになり、この効果は目安として1年以上続くとされています。
めっちゃええやん、、、
普通の洗車なら、汚れたらその度に洗う必要があります。
しかし、コーティングによって汚れが密着しにくくなり、雨で流れ落ちやすくなるなら、車をきれいに保つ手間を減らせます。
もちろん、どんな環境でも完全に洗車不要になるわけではありません。
黄砂やひどい汚れがつけば洗車は必要です。
それでも、月に2、3回の洗車がなくなることを考えるとあまりにも便利。
まず、
「汚れたら洗う」
のではなく、
「そもそも汚れにくくする」
という発想がかなり魅力的ですよね。
つまりKeePer技研は、単に車を洗う会社ではありません。
車を買ったばかりの人、愛車を長く大切に乗りたい人、洗車の手間を減らしたい人に対して、「きれいな状態を保ちやすくする仕組み」を提供している会社です。
KeePer LABOは、KeePer技研が運営する専門店
KeePer技研の分かりやすい顔が、KeePer LABOです。
KeePer LABOは、KeePer技研が自社で運営している専門店です。
ガソリンスタンドの中にある洗車メニューではなく、KeePer技研自身が運営する店舗として、カーコーティングや洗車を提供しています。
ここで大事なのは、KeePer LABOを「ただ車を洗う場所」と見るのではなく、KeePerのコーティングサービスを専門的に提供する場所として見ることです。
車の状態に合わせて、どのコーティングを施工するのか。
どの程度のツヤや耐久性を求めるのか。
普段どれくらい洗車するのか。
青空駐車なのか、屋内保管なのか。
こうした条件によって、合うメニューは変わります。
車をきれいに保ちたい人に対して、専門家の立場でコーティングを中心に提案する専門店です。
最初の印象とは少し変わって来たのではないでしょうか。
KeePerはガソリンスタンドで見かける「洗車っぽいサービス」ではなく、実際にはカーコーティングを中心にした専門サービスだったわけです。
では、なぜガソリンスタンドにもKeePerがあるのか?
ここまで見ると、KeePer技研は「洗車屋」というより、カーコーティングを中心にした会社だと分かってきます。
ただ、ここでまだ疑問が残ります。
なぜ、KeePerはガソリンスタンドでもよく見かけるのでしょうか。
KeePer LABOという専門店があるなら、そこで提供すればよさそうです。
普通に考えると、自社店舗だけで施工した方が、売上を丸ごと取れるようにも見えます。
それなのにKeePerは、ガソリンスタンドなど外部の施工店にも広がっています。
ここが、KeePer技研を調べるうえでかなり面白いところです。
なぜKeePerは、自社店舗だけでなく、外部の施工店にも広がっているのか。
ガソリンスタンドでKeePerが増えると、KeePer技研にはどんなメリットがあるのか。
なぜ、ただの店舗ビジネスではないと言えるのか。
ここを理解するには、KeePer技研の利益構造を見る必要があります。
そこには、ただ店舗を増やしているだけではない、かなり周到なビジネスモデルがありました。
少し長くなってきたので、2本目の記事で見ていきます。
2本目はこちら




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